イワキはケミカルポンプをはじめとして、流体制御機器を専門に取り扱うメーカー。創業から半世紀以上にわたり、多品種少量生産体制で「ポンプのデパート」と呼ばれるほど、製品バリエーションが豊富であることが強みです。
自動車や家電製品などの生産設備、装置などに幅広く使用されており、人々の生活を間接的に支えています。ちなみに、ダイヤフラムポンプでは、エアー駆動式、電気駆動式、電磁駆動式などを取り扱っています。
イワキのダイヤフラムポンプの主力製品は、エアー駆動式であり、金属タイプと樹脂タイプを併せて、100を超える多彩なラインナップを取り揃えています。独自開発のエアー切替機構(ループドCスプール、新メカニカル)により、作動性能が向上。最大0.85MPaの高圧吐出を可能としています。
完全自吸式で呼び水を必要とせず、スラリー液や高粘度液に対応することが可能。製造プロセスや化学プロセス、装置・機器搭載まで幅広く使用することができます。
電気駆動式定量ポンプには、直動、油圧式などのラインナップがあり、液体を攪拌することなく一定容積を送液できるほか、吐出量の再現性、正確な注入が可能です。また、化学薬品にも耐えうる材質を使用しており、耐食性にも優れています。そのため、厳しい使用条件の下でも微量薬液注入などのさまざまなニーズに応えることが可能です。
ラインナップが豊富であるため、ユーザーの細かいニーズに合わせて選ぶことができ、水処理や科学工業、製紙、食品製造などのプロセスに活用することができます。
イワキでは、厳格な品質管理を徹底しており、ISO9001(※)に基づく基準及びテスト装置によって工程ごとに厳しい検査を実施しています。また、小ロット生産に対応するため、セル生産方式を導入しており、組立から梱包までのプロセスを1つのブースで完結させることが可能です。
メンテナンスについては、メールのほか、最寄りの営業窓口での問合せ、相談が可能。国内エリア別にメンテナンス本部を設置して、修理全般の問合せに迅速に対応しています。
流体制御機器の専門メーカーであり、多種多様なダイヤフラムポンプのラインナップが揃うポンプのデパート。化学プロセスや製造プロセス、定量充填プロセス、薬液注入など、幅広い用途に対応できるエアー駆動式、電気駆動式、電磁駆動式を取り揃えています。
厳格な品質管理体制の下、多品種少量生産が可能であるため、品質、ニッチなニーズにこだわりたい企業に向いています。
このサイトでは、安心して使い続けられるダイヤフラムポンプの選び方、おすすめのメーカーや製品について紹介しているので、参考にしてみてください。

TCシリーズ(金属タイプ)は、ステンレス(S型)とアルミ(A型)のソリッドボディを採用し、スラリー液や高粘度液、溶剤まで幅広く移送できます。完全自吸式で呼び水が不要、0.7〜0.85 MPaの高吐出圧と11.5〜950 L/minの流量を確保しながら、改良エア室によって供給エアを最大50%削減します。ループドCスプール機構が中間停止を抑え耐久性を向上させ、国内一貫生産とゴム系4種・樹脂系3種のダイヤフラム材質により化学・排水処理・電池スラリー圧送など多彩な用途で信頼されています。
| 接続口径 | 記載なし |
|---|---|
| 最大吐出流量 | 11.5〜950 L/min |
| 最高吐出圧力 | 0.7〜0.85 MPa |
| 供給エアー圧力 | 0.1〜0.85 MPa |
| 供給エアー消費量 | 250〜8000 NL/min(ANR) |
| ダイアフラム液温範囲 | 0〜100 ℃ |
| ケーシング材質 | ADC12・AC4C(アルミ)、SCS14(SUS316相当) |
| 主要ダイアフラム材質 | ゴム系4種・樹脂系3種 |
| 粘度対応 | 〜8000 mPa·s |
| スラリー液 | 濃度40 wt%、粒径1〜10 mm(機種による) |

TCシリーズ(樹脂タイプ)はPP、GFRPP、CFPVDFの樹脂ブロック構造で、強酸・強アルカリなど腐食性薬液の移送・循環に最適です。完全自吸式でエア混入液も扱え、0.7 MPaまでの高圧吐出と11.5〜820 L/minの流量レンジを実現。改良エア室がエア消費を最大50%低減し運転コストを抑えます。ダイヤフラムは7種から選択でき、耐薬品性と長寿命を両立。ループドCスプール機構により安定稼働し、薬液供給ラインや表面処理設備、半導体製造などで多数採用されています。
| 接続口径 | 記載なし |
|---|---|
| 最大吐出流量 | 11.5〜820 L/min |
| 最高吐出圧力 | 0.7 MPa |
| 供給エアー圧力 | 0.1〜0.7 MPa |
| 供給エアー消費量 | 250〜7500 NL/min(ANR) |
| ダイアフラム液温範囲 | 0〜60 ℃ |
| ケーシング材質 | PP・GFRPP・CFPVDF |
| 主要ダイアフラム材質 | ダイヤフラム材質7種 |
| 粘度対応 | 〜8000 mPa·s |
| スラリー液 | 濃度40 wt%、粒径1〜10 mm(※一部機種除く) |
公式HPに事例の記載がありませんでした。
イワキの空気駆動ダイヤフラムポンプは、金属タイプ・樹脂タイプを含む豊富なバリエーションを取り揃えており、さまざまな現場ニーズに対応できる製品群です。
エアー切換機構(ループドCスプール)や新メカニカル構造により、作動の安定性や効率性が向上。化学プロセスをはじめ、半導体製造や装置・機器への組み込み用途など、幅広い業界で活用されています。

TCシリーズ(フッ素樹脂タイプ)は、半導体プロセス向けに設計されたエアー駆動式ダイヤフラムポンプです。主要部品にフッ素樹脂を採用しており、洗浄液やCMPスラリー、高純度薬液の移送に適しています。
大きな特徴は、省エネ性と操作性の高さ。エアー室の構造を見直すことで、従来機種と比べて最大50%のエアー消費削減を実現しました。さらに最大0.7MPa(一部機種は0.85MPa)の高圧吐出に対応しており、供給エアー圧力に比例して吐出圧力を調整できるため、圧力制御が容易です。
駆動源が圧縮エアーのため、防爆対策が不要で安全性が高いのも利点。最大吐出量は11〜150L/minと幅広く、半導体分野のプロセス装置をはじめ、化学薬液を扱う多様な現場で活用されています。

TCR501WB-2Sは、耐食性に優れたSUS316L製のエアー駆動ダイヤフラムポンプです。最大330L/minの吐出量を誇り、大容量の移送にも対応できるモデルです。用途は二次電池製造、医薬品や化粧品の製造プロセス、食品分野など多岐にわたります。
大きな特徴は「クルリンパ」と呼ばれる独自の回転・分解構造。本体を回転させることで残液を回収でき、分解・洗浄も一人で容易に行えます。高価な薬液やプロセス液を無駄なく扱えるため、コスト削減や効率化にもつながります。
また、クランプ数を減らしたシンプルな設計により、組み立ても簡単。マニホールド部には特殊構造を採用し、液漏れのリスクを低減しています。スラリー粒径8mm以下にも対応できるため、粘度の高い液体や固形物を含む液体も安心して移送可能です。

TCR255WB-1.5Sは最大吐出量180L/minのエアー駆動ダイヤフラムポンプで、高粘度液や固形物を含む液体の移送に適したモデルです。
接液部にはSCS14(SUS316相当)を使用し、電解研磨仕上げを標準採用。耐食性を確保しつつ、コストパフォーマンスにも優れています。さらに、液だまりのないディスクレス構造のダイヤフラムを採用することで、菌やコンタミの発生を防ぎ、食品や医薬品分野でも安心して使用可能です。
用途としては、二次電池の製造工程、食品・化粧品・製薬分野での原料引き抜き、塗料業界で複数のインクを切り替えて送液する場面などが挙げられます。吸込粘度限界は3Pa·s、押込は8Pa·sまで対応し、スラリーは最大3mm径まで処理可能です。

TCA501BW-FM-Yは、最大吐出量600L/minをの大容量タイプで、固形物やスラリー・スラッジの移送に特化したエアー駆動ダイヤフラムポンプです。特長は、大口径の流路を確保できる「フラップバルブ」を採用した点にあります。これにより、最大30mmの固形物や繊維・堆積物を含む液体も効率よく移送可能。食品加工後の廃液や産業廃棄物処理など、固形分を多く含む液体処理に最適です。
設計面では、上から吸込み、下から吐出する流路を採用することで、ポンプ内に液が滞留しにくくなっています。さらに、フラップバルブ部分だけを簡単に取り外して洗浄・交換ができるため、ポンプ全体を分解する必要がなく、メンテナンスも容易。耐摩耗性に優れたHNBR製のフラップバルブを採用し、耐久性も高めています。
イワキの小型液体ダイヤフラムポンプは、装置組込み用として開発されたコンパクトタイプです。
圧力変動があっても流量変動が少なく、安定した送液が可能。主に医療機器や各種分析装置、産業機器への搭載用途として利用され、幅広い産業分野のニーズに対応しています。

HSR-03/06/09/15は、吐出量30〜150mL/minをカバーする小型ポンプシリーズです。最高吐出圧力は0.6MPaと高圧対応で、装置組込み用途に適した設計となっています。外部入力信号(DC1〜5V)による流量可変機能や駆動回路内蔵モータを搭載しており、制御性と省スペース性を両立しています。
本体は小型・軽量で、分析装置や医療機器、理化学機器などの内部レイアウトに柔軟に組み込むことが可能。自吸高さ2mの能力を持ち、扱いやすさにも配慮されています。材質にはGFRPPやFKM、EPDMを使用し、耐薬品性や耐久性も確保されています。
装置の小型化や高性能化を求める現場に適したポンプで、少量かつ精密な送液を必要とする用途に幅広く対応できます。

HSR-80は、より広い流量レンジに対応したハイパワータイプの小型液体ダイヤフラムポンプです。最大吐出量は1,400mL/min、最高吐出圧力は0.6MPa。回転数を1,000〜3,000min⁻¹で可変でき、400〜1,200mL/minの流量を柔軟にカバーします。
安全面では異常圧力保護機構を搭載可能で、吐出圧力の急上昇によるポンプや配管の破損を防止。稼働時の騒音値も50dB以下と静音性が高く、医療機器や分析機器など静かな環境を求められる現場にも適しています。
材質はGFRPPやPTFE、SUS316などを組み合わせており、耐薬品性や耐久性を確保。コンパクトな設計ながら高圧・高流量に対応でき、各種産業機器への組込み用途に幅広く利用されています。
イワキのモータ駆動定量ポンプは、薬液注入のさまざまなニーズに応える多彩なラインアップをそろえています。直動式や油圧式、プランジャー式など方式ごとに幅広い選択肢があり、水処理や化学工業、製紙、食品、エネルギー分野まで幅広いプロセスで利用されています。
定量ポンプの大きな特長は、液体を撹拌することなく一定容積を正確に送液できること。吐出量の再現性に優れているため、薬液注入や濃度管理などに最適です。さらに、耐食性に優れた材料で構成されているため、化学薬品を扱う現場でも安心して使用できます。

LKシリーズは、経済性と使いやすさを兼ね備えた直動ダイヤフラム式の定量ポンプです。吐出量は0.02~45L/min(50Hz時)と幅広く、酸やアルカリ、スラリーや強酸など、液質に応じてPVC・PVDF・フッ素樹脂・ステンレスなど7種類の材質仕様から選択可能。たとえば「LK-TCシリーズ」はフッ素樹脂を主要材質に採用しており、強酸移送に特化。耐食性が求められる分野に適しています。
定量精度は±2%FS以内を実現。ストロークと吐出量の直線性も高く、信頼性のある薬液注入が可能です。さらに、接続部はフランジ・ホース・ユニオンの3タイプを標準化し、配管条件に柔軟に対応できます。

TDシリーズは、低脈動と高効率を両立した直動ダイヤフラム式ポンプです。2つのポンプ部をひとつのカムで動かす等速度カム方式を採用し、エアチャンバなしでも安定した低脈動送液を実現しました。これにより、配管がシンプルになり、メンテナンスコストも削減できます。
吐出量は0.15〜8.5L/min、最高圧力は1.0MPaまで対応。インバータ制御によりモータ回転数を調整し、従来のストローク可変式よりも広い流量制御範囲を実現しました。標準搭載のIPMモータは高効率で、省エネ性能にも優れています。
また、吐出口・吸込口の方向を自由に選べる豊富な配管接続バリエーションも特長。モータは標準仕様のほか、耐圧防爆モータなども選択可能で、用途や環境に応じた柔軟な対応が可能です。

SKシリーズは、コンパクトで経済的ながら幅広い用途に対応できる直動ダイヤフラムポンプです。吐出量は0.022〜1.32L/minと小流量域をカバーし、装置への組込みからプラント設備まで対応可能。酸・アルカリ・スラリー・強酸・溶剤など、幅広い液体に対応できるよう、PVC・フッ素樹脂・ステンレスの3種類のポンプヘッド材質を用意しています。
定量精度は±2%FS以内と安定しており、ストローク長の調整は大型マイクロメータ式ダイヤルで直感的に操作可能。さらに、ストロークと吐出量の直線性が高いため、正確な薬液注入が求められるプロセスに適しています。
屋外設置にも対応し、省スペース性と使いやすさを兼ね備えたモデルです。

IXシリーズは、イワキが展開する直動ダイヤフラム式定量ポンプの中でも、高精度な制御と幅広いラインアップを特長とするモデル群です。水処理から化学工業、食品・医薬品分野まで、正確な薬液注入を必要とするさまざまな現場に対応できます。
シリーズ全体に共通する特長として、制御モータによる吐出/吸込み速度の可変機能を搭載。定量精度は±1%を実現し、微量注入から大流量まで安定した送液が可能です。また、防水・防塵仕様(IP65)を備え、屋外設置にも対応。フリー電源方式により世界各国で使用でき、UL・CE規格にも適合しています。
さらに、キャビテーション防止機能やエアー抜き機能、動作履歴表示機能など、現場での使いやすさを考慮した多彩な機能を搭載。ダイヤフラム破損検知や圧力異常検知などの安全機能も備えており、安心して導入できます。
IXシリーズには、用途や流量範囲に応じて次のラインアップが用意されています。

AX-Kシリーズは、コンパクトなボディの直動式ダイヤフラムポンプです。吐出量は1.1〜22.5L/min(50/60Hz)に対応し、プロセス用途で求められる高精度な定量注入を実現します。
定量精度±1%、直線性±2%、再現性±2%以内といった高い制御性能を備えており、安定した薬液注入が可能。駆動部には定評あるSLクランクとウォームギア減速機を一体化した機構を採用し、連続運転にも耐えられる信頼性を確保しました。
また、計装工事を簡略化できるポジショナ内蔵型サーボ方式や、オイル漏れを防ぐ新機構などを採用。駆動部への雨水侵入を防ぐエアブリーザも搭載し、屋外設置でも安心です。

AX-L/AX-Mシリーズは、油圧駆動を採用したプロセス用定量ポンプで、より高圧での薬液注入を可能にしたモデルです。吐出量は0.022〜51.6L/min(50/60Hz)、最高吐出圧力は5.0MPaまで対応でき、高圧条件下での安定した送液に適しています。
定量精度±1%、直線性±2%、再現性±2%以内と高精度。駆動部にはSLクランク機構と独自の油圧システムを組み合わせ、ストローク長を0〜100%まで自在に調整可能です。幅広い流量制御に対応しつつ、長期連続運転にも高い信頼性を発揮します。
また、PVC・SUS316・PTFEなどの材質仕様を選べるため、酸・アルカリ・溶剤など幅広い薬液に対応可能。AX-Kと同様にポジショナ内蔵型サーボ方式やオイル室とブラケットの共用化を取り入れ、計装工事の効率化やメンテナンス性向上を実現しています。

PDSシリーズは、フォトレジスト液や各種機能性液体のディスペンスに特化した高精度ダイヤフラムポンプです。
駆動源には高トルクステッピングモータを採用しており、フィルタの目詰まりや液粘度の変化があっても吐出量の減少がほとんどなく、常に高い精度を維持できるのが特長。吐出精度は±0.3%(F.S.)、分解能0.01mLと、微量での塗布工程に最適な性能を備えています。
また、ポンプ部は平滑でデッドボリュームの少ないチューブフラム構造を採用しており、液の滞留を抑えてコンタミ発生を防止。多様なコートプロセスに対応できるよう、1ショット内で吐出速度を任意に調整できる機能も搭載しています。
用途は半導体製造プロセスに限らず、LEDやMEMSデバイスの製造、さらには電解液充填など、多岐にわたります。ラインアップは以下の通りです。
| 社名 | 株式会社イワキ |
|---|---|
| 所在地 | 東京都千代田区神田須田町2-6-6 ニッセイ神田須田町ビル(本社) |
| 営業時間・定休日 | 9:00~17:30・土日祝日 |
| 電話番号 | 03-5820-7562(東京支店) |
| 公式HP | https://www.iwakipumps.jp/ |
イワキのTCシリーズはエア駆動ならではの安全性と完全自吸式構造を備え、金属タイプはスラリー・高粘度液、樹脂タイプは強腐食性薬液に対応できる幅広い材質バリエーションが特長です。改良エア室で省エネを実現し、ループドCスプール機構が中間停止を軽減。国内一貫生産による迅速なサポートも魅力です。
ダイヤフラムポンプは防爆エリア・半導体製造・医薬・研究など目的ごとに最適機種が異なるため、流量・圧力・材質を比較しながら選定することが重要です。ページ下部の「海外メーカー3製品」の比較も参考に、用途別に最適なダイヤフラムポンプを検討してみてください。
画像引用元:ジャパンマシナリー公式HP
(https://www.jmc.asia/products/wilden/)
画像引用元:ジャパンマシナリー公式HP
(https://www.jmc.asia/products/almatec-futur/)
画像引用元:ジャパンマシナリー公式HP
(https://www.jmc.asia/products/quattroflow/)
ジャパンマシナリー
ジャパンマシナリーはただの販売代理店ではありません。
国際品質規格の認証取得メーカー製品を多数取り扱う商社としての一面だけでなく、製品の受け入れ検査から試験、修理、改造、部品加工といった各種技術サービスまですべて社内で応えられるため、
性能は十分だが実際に自社工場で使えるのか…
破損や故障が起こったとき対応が遅いかも…
というような実運用面の不安・悩みをダイレクトに解決してくれます。
海外製品のアフターサポート体制が不安な方でも、安心して頼れる企業です。