このページでは、ダイヤフラムポンプの製造販売から据付工事、メンテナンスまでを一貫体制で行う「エイチツー」について、製品の特徴や事例をまとめています。

エイチツーでは、耐熱ケミカルポンプやサニタリーポンプ、DC駆動ポンプなどさまざまなダイヤフラムポンプを用意。どれも特徴やメリット・デメリットの異なる製品なので、お客様の要望や使用用途をヒアリングしたうえで、要望に合致した1台を提案しています。
デモ機の貸し出しも実施しているため、「まずは使用感を確かめたい」などの要望にも応えてもらえるでしょう。
エイチツーの扱うダイヤフラムポンプ「ADDシリーズ」は、薬品移送を目的とした製品です。取り扱いが難しい薬品を安全に移送できるよう、さまざまな工夫を凝らしています。
例えば、防爆施設でも使用できるよう、動力には発熱や発火の危険性が極めて低い圧縮エアを採用しています。また、配管が閉塞状態になった場合も自動停止システムを導入しているため、破損や故障のリスクが低いです。
エイチツーのダイヤフラムポンプは、コスト削減やトータルサポートを希望する企業におすすめです。豊富な材質に対応しているうえオプションも充実しているため、仕様に関する質問にも快く応じてもらえるでしょう。

ADDシリーズは、純正ポリプロピレンまたはアルミ合金のソリッドボディに独自エアバルブを組み合わせ、最大0.7 MPaまでの吐出圧で薬液・溶剤・排液を安定搬送する汎用モデルです。呼び水不要の自吸構造により吸上げ高さ6 mを確保し、空運転やライン閉塞にも自動停止で対応するためポンプ保護が容易です。主要ダイヤフラムはPTFE/サントプレーン®など7種から選択可能で、強酸・強アルカリ・粘度5 000 mPa·sまで幅広い液性に適応します。吐出流量は1/4″~2″口径で10 L/minから400 L/minまでラインアップされており、半導体薬液供給、塗装循環、排水処理など多彩な用途で採用されています。メンテナンスは4本ボルトのクランプを外すだけでダイヤフラム交換が完了し、短時間で運転再開できる点が高評価です。
| 接続口径 | 1/4″ ~ 2″ |
|---|---|
| 最大吐出流量 | 10 ~ 400 L/min |
| 最高吐出圧力 | 0.7 MPa |
| 供給エアー圧力 | 0.1 ~ 0.7 MPa |
| 供給エアー消費量 | 記載なし |
| ダイアフラム液温範囲 | 0 ~ 100 ℃ |
| ケーシング材質 | PP/アルミ |
| 主要ダイアフラム材質 | PTFE/サントプレーン® ほか |

ステンレス316L電解研磨仕上げのサニタリーシリーズは、EHEDGガイドラインおよびFDA準拠材質で構成され、食品・医薬・化粧品の製造ラインに求められる高い衛生性を確保します。クランプ結合のため工具不要で分解洗浄が可能、CIP/SIPにも対応し洗浄時間を大幅に短縮します。独自ローグフリーエアバルブは低摩耗で潤滑油を使用しないため製品へのコンタミを防止し、最大0.8 MPa・250 L/minを搬送しても泡立ちや分離を抑えたマイルドなポンプ動作を維持します。ジャケット仕様を選択すれば温度管理が必要なチョコレートや軟膏も安定搬送でき、固形分径6 mmまでの微粒子を含む製品にも対応するなどライン設計の自由度が高まります。
| 接続口径 | 1″ ~ 2″ サニタリークランプ |
|---|---|
| 最大吐出流量 | ~250 L/min |
| 最高吐出圧力 | 0.8 MPa |
| 供給エアー圧力 | 0.2 ~ 0.8 MPa |
| 供給エアー消費量 | 記載なし |
| ダイアフラム液温範囲 | –10 ~ 120 ℃(ジャケット仕様時) |
| ケーシング材質 | SUS316L(電解研磨) |
| 主要ダイアフラム材質 | PTFE/EPDM ほか食品衛生グレード |

大手製鉄所Jでは、高温かつ高粘度のオイルに微量の鉄粉(スラリー)が混入する流体の移送において、従来使用していたギアポンプの故障が頻発していました。使用していた流体は約90℃の高温オイルで、さらに微量の鉄粉が混入する条件だったため、スラリーの影響を受けやすいギアポンプでは耐久性に限界があったと考えられます。
そこで、スラリーや粘度液の移送に対応できるエアダイヤフラムポンプ(ADDシリーズ)を提案し、デモ機での検証を実施。その結果、安定した移送が確認され、正式採用に至っています。スラリー混入によるトラブルを回避しつつ、イニシャルコスト面でも評価された事例です。

関東地区のT社では、下水管工事における地盤への薬液注入作業について、より簡便で扱いやすい圧送方法を検討していました。薬液注入工法では、水ガラス系薬液と硬化剤の二液を等量で圧送・混合する必要があり、耐食性、圧力性能、定量性が求められます。従来は大型の電動ダイヤフラムポンプを使用していましたが、重量やサイズの面で取り回しに苦労していたとのことです。
そこでエイチツーは、軽量かつコンパクトなエアダイヤフラムポンプ「ADD-15-AL」を提案。エア駆動式のため作業性と安全性に優れ、重量は従来品の約5分の1と、大幅な省力化につながりました。定量性についても、エア供給量を調整することで安定した圧送が可能となり、二液混合も問題なく行えたとされています。

大手化学会社では、固形物を約30%含む高粘度スラリー(約2000cp)を、厳しい安全条件下で移送する必要がありました。防爆仕様に加え、禁水・禁油処理、製品用途のためコンタミレス対応が求められ、接液部材質もSUSまたはPTFE系に限定されるなど、非常にシビアな条件でした。
これらの条件を踏まえ、エイチツーはサニタリーエアダイヤフラムポンプSB-75を選定。高粘度スラリー対応として、ボール材質にはSUS316を採用しました。さらに、樹脂部材の露出を避ける必要があったため、ポンプ全体を覆うSUS製カバーを特注で製作。標準仕様にとらわれず、使用条件に合わせた細かな対応を行うことで、要求の厳しい現場でも運用可能な構成を実現した事例です。

北陸地区の化粧品工場では、ドラム缶に入った高粘度の化粧ローションを安定して移送できるポンプを検討していました。対象となるローションは約35,000cpと粘度が高く、自吸能力に加え、化粧品用途のためサニタリー性も求められていました。
エイチツーはサニタリー仕様のエアダイヤフラムポンプ「SBシリーズ」を提案し、デモ機を用いて実際の送液性能を確認。自吸性や操作性、洗浄のしやすさを確認したうえで、より余裕を持った能力を確保するため、SB-125が採用されました。
納入後は、高粘度液でありながら安定して送液できている点が評価され、現場担当者からも使いやすいとの声が寄せられています。

HTXシリーズは、モーターでダイヤフラムを駆動して薬液を一定量送液するタイプの定量ポンプです。駆動部には遊星ギアの二段減速機を採用し、負荷の高い連続運転にも安定した吐出を維持します。
外装を樹脂カバーで覆うことで、非接液部も含めてサビの発生を抑えることが可能。湿気の多い設備環境にも設置できます。接液部の材質はPVC・MMA・SUS・PTFEなどから選択でき、酸・アルカリ・溶剤など幅広い薬液に適しています。
主な用途は、上下水道やプールなどの塩素注入、メッキ・化学工場の薬液注入、pH制御、ボイラー薬剤や防錆剤の定量添加、食品加工の滅菌液注入など多岐にわたります。オプションとしてエアチャンバーや安全弁、薬液タンクなどを組み合わせることも可能です。

NSDシリーズは、電磁石(ソレノイド)の往復動でダイヤフラムを動かすタイプの小型定量注入ポンプです。軽量で設置しやすく、電源電圧はAC100~240Vのフリー電源に対応しています。
注入精度を高めるため、逆止弁を二重構造とし、ソレノイド部には温度センサを搭載。過熱を検知して異常停止する安全設計です。PVC仕様にはエア抜きバルブも標準装備されています。運転モードはパルス制御・バッチ運転・タイマー運転の3種類から選択でき、用途に合わせて注入量を制御できます。
水処理、化学プラント、食品加工など、薬液注入量を正確に管理したい場面で多く使われます。小型ながら機能が充実しており、メンテナンスもしやすい構造です。

TU-SBシリーズは、サニタリータンクとエア駆動式ポンプを台車上にまとめたユニット型のポンプシステムです。サニタリー容器メーカーMONOVATE(旧日東金属工業)との共同設計で、タンクとポンプはすべてサニタリー仕様。洗浄性を重視した食品・化粧品・化学品の製造現場に適しています。
ポンプにはエア駆動のサニタリーダイヤフラムポンプ(SBシリーズ)を搭載し、エアホースを接続するだけで運転可能。電気工事を必要とせず、納入後すぐに使えます。
容量は100L〜200Lの3機種が用意されており、高粘度流体(20,000cP程度まで)にも対応できる設計。必要に応じて撹拌機や操作盤、サイレンサなどのオプションも追加でき、用途や環境に合わせて構成を調整できます。

DMシリーズは、圧縮エアを動力源とする粉体専用のダイヤフラムポンプです。アルミ製・ステンレス製・サニタリー仕様の3タイプがあり、軽量なモデルでは5kgと取り扱いやすいサイズ感。ブロワー設備を使用せずに乾燥粉体を移送できるため、大がかりな設置工事が不要です。
粉体移送時に粉じんが発生しにくく、クリーンな環境を維持しながら輸送できるのが特徴。食品衛生法にも適合しており、ドライフードや医薬品原料、シリカ、カーボンブラックなどの移送に対応します。
また圧縮エアを接続するだけで稼働し、短納期で導入できる点が特徴です。オプションとして台車仕様や高消音サイレンサも用意され、作業環境に合わせた運用が可能です。

SNシリーズは、AdBlue®(尿素水)やアルカリ性薬液の移送に使用できる自吸式の電動ダイヤフラムポンプです。メカニカルシールなどの摺動部を持たない構造で、液を撹拌せずに移送でき、異物混入のリスクを抑えます。
自吸能力があり、最大約4mの吸い上げが可能です。空運転にも対応しており、タンク内の残液を最後まで吸い切ることができます。電源は100V単相で、一般的なコンセントから使用できる仕様です。
軽量(約4.8kg)で設置が容易なほか、接液部にはPPとFKMを採用しており、腐食性のある液体にも対応します。ガンノズルや流量計、IBCタンク用架台などのオプションも用意され、現場環境に合わせた構成が可能です。
| 社名 | 株式会社エイチツー |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県名古屋市中川区澄池町13-25 |
| 営業時間・定休日 | 公式HPに記載なし |
| 電話番号 | 052-364-8841 |
| 公式HP | https://www.eichitwo.com/ |
エイチツーのエアダイヤフラムポンプは、汎用薬液向け ADD シリーズと食品・製薬ラインに最適なサニタリーシリーズの 2 本柱で、省エネ設計と工具レスメンテナンスを両立しています。用途に応じた豊富な材質とオプションにより、クリーンからケミカルまで幅広い製造工程に柔軟にフィットします。
ダイヤフラムポンプは防爆エリア・半導体製造・医薬・研究など目的ごとに最適機種が異なるため、流量・圧力・材質を比較しながら選定することが重要です。ページ下部の「海外メーカー3製品」の比較も参考に、用途別に最適なダイヤフラムポンプを検討してみてください。
画像引用元:ジャパンマシナリー公式HP
(https://www.jmc.asia/products/wilden/)
画像引用元:ジャパンマシナリー公式HP
(https://www.jmc.asia/products/almatec-futur/)
画像引用元:ジャパンマシナリー公式HP
(https://www.jmc.asia/products/quattroflow/)
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