ALMATECはドイツにある企業・PSG Germanyが手掛けているダイヤフラムポンプのブランド。PSG Germanyは主にエアー駆動式ダイヤフラムポンプを製造しています。また、日本ではベンダー企業として、ジャパンマシナリーが手掛けています。
ポンプに耐腐食性の高いプラスチック素材を使用しており、防爆エリアだけでなく、半導体や製薬など、さまざまな薬品や溶剤の搬送に利用することができます。
主力製品は、圧縮エアーを駆動源としたダイヤフラムポンプであるため、発熱や火花が散る危険性がなく、化学工場などの防爆や危険エリアなど、電気駆動が困難な場所でも使用することができます。
ダイヤフラムの表面は滑らかで、シールによって中断されることがなく、金属コアが組み込まれているため、漏れや汚れの付着を防ぐことも可能です。
ポンプの材質には耐摩耗性に優れたPTFE、PEを使用しています。そのため、ほぼすべての化学薬品に耐性があり、さまざまな産業分野において腐食性や摩耗性のある液体の移送に対応することが可能です。
衛生面の不安もないことから、医薬品や半導体のほか、食品や飲料にも活用することが可能。また、高純度液体のろ過プロセスに活用できる専用モデルもあります。
ALMATECのダイヤフラムは、素材となるPTFEの観点から設計されていることが特徴です。ダイヤフラムは大径でストロークが短く、曲げ荷重を小さくしています。そのため、ダイヤフラムの構造に使用されている材質に関わらず、安定かつ均一な供給が可能です。
さらに、長時間運転に対応できることから、メンテナンスコストを抑えることもできます。
主にエアー駆動式のダイヤフラムポンプを手掛けているメーカーであるため、発熱や火花による防爆、危険エリアなどの現場でも使用できることが強みです。また、ポンプの材質としてPTFEやPEを採用しているため、腐食や摩耗に強く、電子材料や腐食性のある液体の移送に適しています。
具体的には、化学、ファインケミカル、半導体、製薬業界でさまざまな薬品や溶剤の搬送を必要とする企業に向いています。
このサイトでは、安心して使い続けられるダイヤフラムポンプの選び方、おすすめのメーカーや製品について紹介しているので、参考にしてみてください。
公式HPに事例の記載がありませんでした。

Eシリーズは、同社の従来のポンプモデル(Aシリーズ)で培われた経験をもとに開発された、プラスチック製のエアー駆動式ダイヤフラムポンプです。筐体には耐摩耗性に優れたPE、または耐薬品性の高いPTFEが使われており、どちらも導電性仕様を選択できるため、防爆エリアでの使用にも適しています。
サイズはDN8からDN50までの6種類を用しており、0.9m³/hから35m³/hまで幅広い流量に対応可能。また、ポンプ外装には金属を一切使用していないため、薬液との接触による腐食の心配がありません。電子材料の薬液注入、酸やアルカリの移送、高粘度スラリーのポンプアップ、地下タンクからの廃液吸引など、幅広い用途で使用できます。
さらに、独自のリング締め付け構造により本体がしっかり固定されているため、振動や漏れを抑えることが可能。空運転や過負荷にも強く、自己吸引機能を備え、固形物の混入にも耐性があります。ボールバルブ付きポンプの場合、最大2mmから11mmの固形物を含んだ液体も移送可能です。
| 接続口径 | DN 8 ~ DN 80 |
|---|---|
| 最大吐出流量 | 0.9 ~ 48 m³/h |
| 最高吐出圧力 | 0.7 MPa (7 bar) |
| 供給エアー圧力 | 1 ~ 7 bar |
| 供給エアー消費量 | 記載なし |
| ダイアフラム液温範囲 | PE 仕様 70 ℃/PTFE 仕様 120 ℃ |
| ケーシング材質 | PE・PE導電/PTFE・PTFE導電 |
| 主要ダイアフラム材質 | EPDM/PTFE-EPDM/NBR/改質 PTFE |

CXMシリーズは、低~中程度の負荷がかかる用途を想定して設計された、汎用型のエアー駆動式ダイヤフラムポンプです。ドラムポンプとしての運用にも適しており、さまざまな液体移送シーンで柔軟に使用できます。
このシリーズの大きな特長は、モジュール設計による多様な製品接続の選択肢です。接続形式はNPTが4サイズ、BSPが3サイズ用意されており、NPT接続タイプ(CXM 10、20、50、130)は、センターブロックを回転させることで配管方向の変更が可能BSP接続タイプ(CXM 25、55、135)は前面に接続口が設けられており、設置環境や用途にあわせて最適な接続構成を選べます。
サイズバリエーションは7種類で、最大流量は毎分130リットル(7.8m³/h)。吸引性能も高く、ポンプの構成に応じて、乾燥時で最大約4.5メートル、湿式で約9メートルの吸い上げが可能です。最大使用圧力は7 bar、使用温度の上限は70℃と、一般的な産業用途に広く対応できる仕様です。
| 接続口径 | 3/8″ ~ 1 1/2″ NPT・BSP |
|---|---|
| 最大吐出流量 | 0.7 ~ 7.8 m³/h(10 ~ 130 L/min) |
| 最高吐出圧力 | 0.7 MPa |
| 供給エアー圧力 | 1 ~ 7 bar |
| 供給エアー消費量 | 記載なし |
| ダイアフラム液温範囲 | ~ 70 ℃ |
| ケーシング材質 | 導電PE(ATEX対応) |
| 主要ダイアフラム材質 | EPDM/PTFE-EPDM/NBR |

Almatec CHEMICORシリーズは、腐食性や酸性の液体移送に特化したステンレス製エアー駆動式ダブルダイヤフラム(AODD)ポンプです。接液部には、耐腐食性や耐酸性に優れたステンレス鋼1.4408/SS316を採用。酸や腐食性のある液体を扱う用途に適しています。また、液体が通る内部の製品チャンバーの形状に特にこだわっており、液体がスムーズに流れ、滞留する場所(デッドコーナー)が一切ないように設計されています。
サイズ展開はAD 20・AD 32・AD 50の3種類で、それぞれ最大で毎分75〜400リットル(最大24m³/h)の流量に対応。FDA、USPクラスVI、EC1935/2004、ATEXといった各種認証を取得したモデルもあり、医薬品・食品・化学薬品分野など、厳しい衛生管理や安全基準が求められる現場にも適応します。
吸込口と排出口は自由に回転できるため、設置の柔軟性が高く、配管の取り回しが簡単。駆動部や回転部品、シャフトシールがないため、故障のリスクが低く、メンテナンスの手間が省けるのも魅力です。
| 接続口径 | 3/4″・1 1/4″・2″ BSP |
|---|---|
| 最大吐出流量 | 4.5 ~ 24 m³/h |
| 最高吐出圧力 | 0.7 MPa |
| 供給エアー圧力 | 1 ~ 7 bar |
| 供給エアー消費量 | 記載なし |
| ダイアフラム液温範囲 | 80 ~ 130 ℃(センターブロック材質による) |
| ケーシング材質 | ステンレス鋳鋼 1.4408 |
| 主要ダイアフラム材質 | EPDM/PTFE-EPDM |

BIOCORシリーズは、製薬、バイオテクノロジー、食品分野における滅菌環境での使用を想定して設計された、エアー駆動式ダイアフラムポンプです。EHEDG認証を取得し、EC1935/2004、FDA、USPクラスVI、ATEXといった複数の国際基準にも適合。CIP(定置洗浄)とSIP(定置滅菌)に対応している点が大きな強みです。また、静電気対策が必要な環境でも安全に使えるATEX適合モデルも提供されています。
ポンプ本体は、すべてのハウジング部品に水平面が存在しない構造となっており、衛生面でのリスクを最小限に抑えることが可能。液体と接触する部分(接液部)には、表面が鏡面研磨された1.4435/316Lステンレス鋼を使用しており、高い清浄度と優れた液体の閉じ込め性能を発揮します。また、ポンプ内には駆動部・回転部・シャフトシールが存在しないため、摩耗や液漏れのリスクを抑えられます。
サイズ展開はB20、B32、B40の3タイプ。最大流量は毎分58〜283リットル(3.5~17m³/h)に対応し、短時間であれば最大130℃までの高温にも耐えることができます。
| 接続口径 | DN 20/DN 32/DN 40 |
|---|---|
| 最大吐出流量 | 3.5 ~ 17 m³/h |
| 最高吐出圧力 | 0.7 MPa |
| 供給エアー圧力 | 1 ~ 7 bar |
| 供給エアー消費量 | 記載なし |
| ダイアフラム液温範囲 | ~ 80 ℃(短時間 130 ℃ CIP/SIP) |
| ケーシング材質 | 研磨SUS316L(Ra ≤ 0.4 µm) |
| 主要ダイアフラム材質 | PTFE-EPDM/EPDM |

FUTURシリーズは、半導体業界の厳しい要件に対応するために設計されたエアー駆動式ダイアフラムポンプ(AODD)です。自己吸引機能を備え、空運転にも強い特性を持っています。また、部品点数が少なく、コンパクトでシンプルな設計が特徴です。
材質は用途に応じた5種類。PTFE/PE製(FUTUR Tモデル)は130℃までの酸・アルカリに対応し、4サイズが用意されています。PTFE製(FUTUR Hモデル)は高温用途に対応しており、最大使用温度は200℃、サイズは2種類です。
PE製(FUTUR Eモデル)はスラリー用に適しており、2サイズ展開です。溶剤用途にはSS316L製(FUTUR SおよびSHモデル)が、また防爆対応には導電性UHMW-PE製(FUTUR Fモデル)が用意されています。
すべてのプラスチックモデルには金属部品が一切含まれていないため、金属汚染を嫌う高純度液体の移送に最適です。対応温度範囲は最大200°Cまでと、高温環境にも耐える性能を備えています。
| 接続口径 | 3/8″ ~ 1 1/4″ NPT |
|---|---|
| 最大吐出流量 | 10 ~ 100 L/min(0.6 ~ 6 m³/h) |
| 最高吐出圧力 | 0.6 MPa |
| 供給エアー圧力 | ~ 6 bar |
| 供給エアー消費量 | 記載なし |
| ダイアフラム液温範囲 | 70 ~ 200 ℃(モデルによる) |
| ケーシング材質 | PTFE/PE/PE導電/SUS316L |
| 主要ダイアフラム材質 | PTFE |

AHDシリーズおよびAHSシリーズは、最大15bar(218psig)という高圧での薬液移送に対応するよう設計されたエアー駆動式ダイアフラムポンプ(AODD)です。
AHDシリーズは、内部に圧力ブースターを備えたモデルで、「D」は“Duplex”の略称です。これは、ポンプ内部のブースター機構によって、駆動空気圧を通常の2倍以上に増圧し、吐出圧力として最大15barまで到達させる仕組みです。ポンプ本体にはAlmatec特有のリング締め付け構造が採用されており、3サイズ(AHD 15/25/40)が用意されています。最大吐出量はそれぞれ、毎時4、10、20立方メートルとなっています。
AHSシリーズは、内部にブースターを持たない設計ですが、「S」が示すように“Simplex”=駆動圧力と吐出圧力が1:1で伝達される構造を採っています。そのため、外部コンプレッサーや別置きのブースターを用いて供給圧力を調整することで、同様に最大15barの吐出圧力に対応可能です。
| 接続口径 | 1/2″ ~ 1 1/2″ フランジ |
|---|---|
| 最大吐出流量 | 4 ~ 20 m³/h |
| 最高吐出圧力 | 1.5 MPa |
| 供給エアー圧力 | 7 bar(AHD)/最大 15 bar(AHS) |
| 供給エアー消費量 | 記載なし |
| ダイアフラム液温範囲 | ~ 70 ℃ |
| ケーシング材質 | PE ソリッド |
| 主要ダイアフラム材質 | EPDM/PTFE-EPDM/NBR |
| 社名 | PSG Germany GmbH(ベンダー:ジャパンマシナリー株式会社) |
|---|---|
| 所在地 | ジャパンマシナリー株式会社:東京都中央区銀座8-5-6 中島商事ビル |
| 営業時間・定休日 | ジャパンマシナリー株式会社:9:00~17:00(問合せ)・土日祝日 |
| 電話番号 | ジャパンマシナリー株式会社:03-3730-5991 |
| 公式HP | https://www.psgdover.com/almatec(https://www.jmc.asia/products/almatec/) |
ALMATEC はドイツ発の高性能 AODD ポンプ専業ブランドで、肉厚ソリッド構造と導電グレード樹脂により安全性・耐薬品性に優れます。半導体・医薬・電池製造など高純度領域で高シェアを維持し、オプションのパルセーションダンパーやストロークカウンタで品質管理を支援します。
ダイヤフラムポンプは防爆エリア・半導体製造・医薬・研究など目的ごとに最適機種が異なるため、流量・圧力・材質を比較しながら選定することが重要です。ページ下部の「海外メーカー3製品」の比較も参考に、用途別に最適なダイヤフラムポンプを検討してみてください。
画像引用元:ジャパンマシナリー公式HP
(https://www.jmc.asia/products/wilden/)
画像引用元:ジャパンマシナリー公式HP
(https://www.jmc.asia/products/almatec-futur/)
画像引用元:ジャパンマシナリー公式HP
(https://www.jmc.asia/products/quattroflow/)
ジャパンマシナリー
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